2013年9月21日土曜日

利己主義は利己的ではなかった

私は一時期利己主義こそが理想的な生き方だと信じていた。
いや、今も信じているのだが、その思考プロセスを少し変えなければいけないとこの頃思っている。
ここで言っていいる利己主義とは他人の迷惑になることを気にせずに自分勝手に生きることではない。自分勝手に生きて他人に迷惑をかけることは、結局自分にとって利益にならない。
長期的に見て、自分が最も幸福になれる行動をとるのが真の利己主義だ。
この考え方以上に自分を幸福にするものが有るはずがない、と私は考えた。

しかし、ここで問題が有った。
神ではない私は将来を予測することは出来ないので、どのような行動をとれば自分が幸福になれるのかを判断するが非常に難しいのだ。
そして、日々生活している中で、そのようなことを長々と考えている時間も無かった。

つまり、利己的行動を目指すことは利己的な行動では無かったのだ。

私はいろいろな判断を何度も間違えてきたが、振り返ってみると自分に幸福をもたらしたのは利他的といえる行動が多いことがわかった。
だから、考える時間を無駄に使わないためにも利他的な行動を心がけようと思う。
その方が判断に時間がかからないからだ。

私は、利他的行動をとることが自分を最も幸福にすると信じる、利己主義の一派となろうと思う。

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