2014年11月3日月曜日

パクリの本質と反面教師

パクリとは誰かの真似をすることであるが、主に他人が生み出した物を良いと思い、それを自分のものとして使うことを言う。
パクリの問題はどこにあるのかというと、誰かが時間をかけ努力した結果を別の人がそれを見てその努力をせずに初めからその結果があることを知りながら利用することにある。
ああこの絵のレイアウトいいなと思ってそれをパクるのは、そういうレイアウトにするといい絵ができるという他人が実証した結果をパクっているのである。

しかし、こう考えると真似をすることだけがパクリというわけではないのではないか。誰かがあるとてもつまらないストーリーを作って、他の人がそれを読んだ結果こういうのはダメなのかと思って、そうではないものを作るという反面教師も他人が実証した結果をパクっているといえるのではないか。

何かをやってそれが失敗したというのも、何かを成功したということと同じくらい、いやもしかしたらそれ以上に重要な手本となり得る。
私はパクリが問題視される理由の本質がこの経験のタダ乗りにあると思っているだが、もしそうなら反面教師による経験のタダ乗りも、「俺の失敗を踏み台にしやがって、俺の失敗がなればお前は成功してないんだぞ」となってしかるべきではないかと思う。

しかし、一般に他人の失敗を活かすのは許され、成功を真似するのは許されない。
その違いは何かというと、単純に失敗を活かしたことが成功を真似することに比べてわかりづらいからでは無いか。
もし事業に成功して億万長者になった人が「いやーお前が失敗してくれたおかげで俺は同じ失敗をしなくてすんだんだよ」と事業を失敗したあなたに言ってきたら、なにか見返りが欲しくなりそうなものだ。

2014年11月1日土曜日

Mac Book Air(Mid 2012)とMagsafe2の接触不良を改善

最近MacBookAirとMagsafeの接触が悪く、充電するたびにつけたり離したりしなければならなかった。
御存知の通りApple様の方針により8000円も出さないと新しい充電器は買えないので自分でどうにかしてみることにした。
Magsafeには5本のピンついていて、本体に接続するとそのピンが押し込まるようになっている。
Magsafeの端子をほんの少しだけ浮かせた状態で傾けて接続すると充電がうまくいくことが多かったので、どうやらそのピンの押し混み具合が関係しているようだ。
ピンを削って長さを調節すれば直るかもしれないが、さすがにそれは怖かったので本体にスペーサを入れることにした。
0.5ミリのポリカーボネート板をいい感じに適当に切って両面テープで貼り付けてみたところちょうどいい具合だったらしく、充電ができるようになった。

Appleも独自規格を排他的に採用するならもう少しまともなものを作ってほしいものだ。